大学受験コース

 

1. はじめに

予備校や塾に通うだけで最難関大学に合格できるわけではありません。授業をただ聞いているだけでは入試問題を解くことができるようにはならないからです。実際に入試問題が解けるようになるためには、学んだ知識を反復演習を通じて使いこなせるようになる必要があります。当塾では、少人数制ならではの演習中心の授業を行い、入試問題に対応できるように知識の応用力を身に付けさせて、生徒を最難関大学の合格へと導きます。

 

 

2 指導方針

最難関大学に合格するためには、どうすればよいのでしょうか? その答えを得るためには、文字通り最難関大学である東大がどのような方針で選抜試験を実施しているのかを知るとよいでしょう。

 

東大は、全国の大学が教養部を廃止していっているにもかかわらず、いまだに専門教育に進む前の教養教育を必須としています。特定の職業の実利的な知識や特定の分野の専門知識を極める前に、それらの基盤として広範な基礎教養を身に付けることを要求しているのです。このことから、東大が期待する学生は、受験勉強はできるが、視野の狭い人間ではなく、様々なことに知的好奇心をもち、頭の中に知のネットワークを構築する意志のある人間であるということがわかります。

 

このような学生を選抜するために、入学試験には基本方針が定められています。「知識を詰め込むことよりも、持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します」(「東京大学アドミッション・ポリシー」)。言い換えれば、東大が入試を通じて見ているのは、知識の量ではなく、手持ちの知識は少なくとも、それらをたくみに組み合わせて正解を得ることのできる能力を持っているかどうかです。つまり、受験勉強が終われば忘れてしまうような個々の知識ではなく、受験勉強が終わっても残るような知識の応用力を身に付けているかどうかなのです。大学で広範な基礎教養=知のネットワークを身に付ける前提として、知識の応用力を身に付けていることを要求しているのです。

 

知識の応用力とは何でしょうか。応用力という能力が生まれつき存在するわけではありません。何も勉強してこなかった生徒がいきなり知識を応用できるわけがありません。応用力とは、未知の問題を頭の中にすでにある知的体系に関連付けて解決する力以外のものではありません。ですから、知識を応用することができるようになるためには、未知の問題と関連付けがしやすいように、すでにある知識を頭の中で整理・体系化しておく必要があります。しかし、他人から教わった知識は、どれほど整理・体系化されていても、すぐには活用できません。知識を応用することができるようになるためには、手持ちの知識を運用して、未知の問題を解決する訓練を積み重ね、どのような問題にも応用できる知識の体系を自ら鍛え上げていく必要があります。

したがって、知識の応用力を身に付けるためには、ただ授業を聞くのではなく、参考書や入試問題を使って演習を繰り返すことが不可欠なのです。

英語では、どの大学でも読解力重視となっていますので、まずは、多くの英文を読ませ、英文を読む際の頭の働かせ方を身に付けさせながら、目と耳と口と手をフルに使って、英文の中で基本的な語彙力をつけさせます。また、基本表現を組み合わせ、英語として通じる文章を書く訓練も数多く行わせます。その上で、入試問題の長文化の傾向を踏まえて、できるだけ多くの入試問題に取り組ませ、問題処理能力を高めさせます。授業は集団授業ですが、一方的な講義ではなく、生徒の解答に対して必要に応じて解説を行う対話型講義です。

 

数学では、公式や解法を覚えても、必ずしも問題を解けるようにはなりません。授業では、演習を通じて、基礎知識の使い方を習得させます。また、合格のためには難問を解けるようになる必要はありません。どの大学でも標準問題(大学によりレベル差はありますが)を確実に解くことができるようになれば、合格ラインに到達できます。よって、標準問題が確実に解けることを優先させます。その上で、自分が解ける問題を的確に探し出し、確実に点数を積み上げていく訓練も、入試問題を用いて行わせます。授業は例題解説+類題演習の個別指導です。

 

 

3. 教材/講師

教材は大手予備校の講師が執筆した参考書です。大手予備校の一流講師の授業はたしかにすばらしいものです。わかりやすいだけでなく、どのような問題が出題されても、正解に至ることができるように、問題の解法をその原理にまでさかのぼってしっかりと解説してくれます。ただ、大手予備校の授業を受けずとも、そのエッセンスは当の予備校講師が執筆した参考書から学ぶことができます。しかも、講師が主役となってしまっている、大手予備校の一方向的な授業をただ聞いているより、参考書の問題を自分で反復演習した方が確実に学習内容を習得できます。

重要なのは、どの教材を使ったかということではなく、どのように教材を使ったかということであるはずです。どの教材を使うかに頭を悩ますより、この1冊と決めた参考書の内容をしっかりと習得した方がよいに決まっています。各予備校や各塾が作成している市販教材やオリジナル教材がいかに魅力的に見えたとしても、それは参考書以上のものではありません。

 

英 語

  • ビジュアル英文解釈(駿台文庫)
  • テーマ別英文読解教室(研究社)
  • 速読英単語・必修編・上級編/速読英熟語/リンガメタリカ(Z会)
  • 英作文基礎10題ドリル(駿台文庫)
  • 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本(kadokawa)

 

数 学

  • 1対1対応の演習・数学(東京出版)
  • 学校指定の数学問題集(青チャートなど)

 

 

講 師

代表自ら主要教科の授業を担当します。他の予備校や塾のように、特定科目専門の講師は置きません。特定科目専門の講師は特定科目の授業はできても、受験指導ができません。それに対して、1人の講師が主要教科をすべて担当すれば、生徒の受験勉強をトータルにサポートして、正確な受験指導ができます。また、大手塾に在籍する利点として受験勉強におけるライバルの重要性が説かれることがありますが、ライバルの存在が成績を上げるとは限りません。データ的には、競争的な環境を与えられるよりも、個別に丁寧に指導を受けた方が成績が上がります。

 

代表以外の講師は最難関大学に通う学生です。学生講師は時間外指導などを担当します。ベテランではなく、学生を講師にしているのには理由があります。1つには、先輩を後輩のロールモデルにしようというねらいがあります。また、生徒をやる気にさせるのはベテランの講師よりもむしろ生徒の年齢に近い講師です。

 

要するに、ベテラン講師と学生講師の両方のいいところ取りをしているのです。

 

 

 

 

4. 学習サイクル/年間授業数

 

1週間の学習サイクル

授業を受け、授業の復習を家庭で行った後、テストを受け、テストの復習を家庭で行うというのが1週間の流れです。週単位のスモールステップで無理なく学習内容を習得できます。

 

3年間の学習サイクル

学年が進むごとに1つの分野を基本から発展へと繰り返し学ばせるらせん型カリキュラムによって、無理なく学力を入試レベルにまで引き上げることができます。

高1

英語は、多くの英文を読ませ、英文を読む際の頭の働かせ方を身に付けさせると同時に、語彙力の増強も図ります。また、英作文に必要な文法も身に付けさせます。数学は、標準問題の解法を原理にまで遡って理解させ、どの標準問題も確実に解けるようにさせます。

  • ビジュアル英文解釈[part1]:授業(演習&解説)→宿題(訳し直し)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 速読英単語・必修編/速読英熟語:授業(演習&解説)→宿題(繰り返しリスニング&音読)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 英作文基礎10題ドリル:授業(演習&解説)→宿題(解き直し)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 1対1対応の演習・数学:授業(演習&解説)→宿題(解き直し)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 学校指定の数学問題集:宿題

年間授業数

8時間(授業4時間+テスト4時間)/週×4週/月×12か月

 

高2

英語は、多くの英文を読ませ、英文を読む際の頭の働かせ方を身に付けさせると同時に、語彙力の増強も図ります。また、英作文に使える表現も教えていきます。数学は、標準問題の解法を原理にまで遡って理解させ、どの標準問題も確実に解けるようにさせます。

  • ビジュアル英文解釈[part2]:授業(演習&解説) →宿題(訳し直し) →テスト →宿題(テスト直し)
  • 速読英単語・上級編:授業(演習&解説)→宿題(繰り返しリスニング&音読)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 英作文が面白いほど書ける本:授業(演習&解説)→宿題(解き直し)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 1対1対応の演習・数学:授業(演習&解説)→宿題(解き直し)→テスト →宿題(テスト直し)
  • 学校指定の数学問題集:宿題

年間授業数

8時間(授業4時間+テスト4時間)/週×4週/月×12か月

 

高3

秋からは入試問題演習を行い、入試問題に対応できる力をつけさせます。

  • テーマ別英文読解教室:授業(演習&解説) →宿題(訳し直し) →テスト →宿題(テスト直し)
  • リンガメタリカ:授業(演習&解説) →宿題(繰り返しリスニング&音読) →テスト →宿題(テスト直し)
  • 1対1対応の演習・数学:授業(演習&解説) →宿題(解き直し) →テスト →宿題(テスト直し)
  • 学校指定の数学問題集:宿題
  • 入試問題:テスト →授業(解説) →宿題(テスト直し)

年間授業数

8時間(授業4時間+テスト4時間)/週×4週/月×10か月

✳︎ 高3の1〜2月の授業は入試日程と必要に応じて行います。

 

注意
予習が宿題となっている教材以外は予習をしないで下さい。適切な指導ができなくなります。

 

 

5. クラス/時間割/模試/オンライン授業

高1~3生対象の少人数の集団授業です。必須科目は英語・数学です。1科目から受講することができます。オプション(理系物理・理系化学・文系世界史・文系日本史・文系古漢など)を希望の場合は、まずはご相談下さい。

高3 時間割例

曜日 時間 内容
土曜日 13:00-16:50 ウィークリーテスト
17:00-21:00 英語・数学

 

 

高1・2 時間割例

曜日 時間 内容
水曜日 17:00-18:50 ウィークリーテスト
19:10-21:00 英語
土曜日 15:00-16:50 数学
17:00-18:50 ウィークリーテスト

 

注意
時間割は、水曜日17:00-21:00、土曜日13:00-21:00の範囲内で、生徒と講師の都合に合わせて組みます。時間割例をご参照下さい。
テストは、しかるべき理由があれば、営業時間内に限り、振替可能です。
教室を自習室として利用することもできます。
営業時間と登塾可能時間は、原則、授業開始30分前からです。
祝日も授業があります。

模試

学校指定の模試があれば、それを受験して下さい。学校指定の模試がない場合は、高1・2生は駿台の全国模試か河合塾の全統模試のいずれか、高3生は下記の模試を受験して下さい。

模試の成績に一喜一憂する必要はありません。予備校が実施する模試はその予備校の在籍生が有利になるようにできているものです。また、浪人生も受験する模試では、現役生は不利です。要は、入試で受かればいいのです。そのためには、模試の成績で一喜一憂するのは逆効果です。

模試日程

学年 時期 模試名
高3
 
5月 第1回駿台atama+共通テスト模試
7月 第2回駿台atama+共通テスト模試
9月 第1回・駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試
11月 第3回・駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試
12月 駿台atama+プレ共通テスト
8月~11月 駿台・河合塾の大学別模試(計2回)

 

 

6. 通塾開始の手続き/料金/連絡方法

通塾開始の手続き

通塾申込書の提出と月謝の入金のみで通塾できます。

授業体験ができます。ただし、ウィークリーテストの体験はできません。代表の授業の場合、1週間の体験後に通塾しないのであれば、料金は不要です。通塾する場合は、入会金が不要である代わりに、体験授業料(授業時間×3,000円)をお支払い下さい。代表以外の講師には無料体験の制度はありません。

ご希望があれば、どなたでも通塾できます。ただし、最難関大学に受かるために、最後まで代表の言う通りにがんばると思える人だけ来て下さい。

他塾との併用も可能です。遠慮なくご相談下さい。

料金

ほぼ個別指導ですので、かなりお得です!

月謝 48,000円/科目×科目数(高1・3月〜高3・12月)
時間外指導 1時間 3,000円(1対2以上)
1時間 6,000円(1対1)
MEMO
入会金や講習代はありません。

教材と模試の費用もかかります。

MEMO
1科目受講の場合や高3の1〜2月は授業時間に応じて月謝を設定します。

 

 

連絡方法

メール・電 話

連絡は生徒本人か保護者とLINEにて行います。固定電話は緊急時のみ使用して下さい。
友だち追加

 

面談

通塾開始時を除き、原則、面談は生徒本人と行います。